パイプカットの意義と精管再建手術の概要

パイプカットとは精管切断術と約される手術で男性の恒常的避妊術のことです。精管とは精巣と前立腺を結びつける機能を持ち、前立腺の分泌液に精子を混ぜる機能があり、卵子と受精させることがかなうのは、精管が滞りなく機能してこそです。パイプカットにより性機能や性的感度に影響はありません。
しかし再婚などで授産目的で、パイプカット後に精管を再建することは可能です。実際には顕微鏡などを利用して術野を確保しながら、精管閉塞部を再吻合することで精子の輸送機能を再建させます。ただし10%程度の確率で精子が出ない場合があるので、状況により精巣内精子回収術が追加されることがあります。精管を再建することで自然妊娠が可能になるのが、パイプカット再建術のメリットであり目的でもあります。パイプカットの再剣術の治療成績は、精子出現率90%ほど、精液正常化率は概ね50%程度です。もちろん妊娠を望まないときは、コンドームなどで避妊する必要があります。

パイプカット後の精管再建手術の費用と注意点

パイプカット再建術は事前の検査のあと、日帰りで手術を済ませることが可能ですが、保険適用外の自由診療なので費用は全額自己負担です。自由診療のため価格はクリニックで自由にきめることが出来、料金はマチマチです。最終的な料金は、検査や手術・麻酔など各費目の費用を積み上げたもので構成されています。診察料や術前検査に25000円から3万円ほどの費用、局所麻酔費用が2万円ほど、医療用件日今日を利用するので手術費用は高額で、50万円ほどの価格です。
なおパイプカット再建術は、術後に注意するべきポイントがいくつかあります。術後1週間ほどはいたみや出血・感染症のリスクのケアに留意しなければなりません。抗生剤や鎮痛剤を内服し1週間は傷をぬらさないことが必須です。術部のうっ血を防ぐために飲酒も1週間は禁止になります。術後1ヶ月は自慰は禁止で、性行為が可能になるのは、パイプカット際剣術から2ヶ月ほど経過してからです。

まとめ

パイプカットは男性にとって恒常的避妊を可能にするメリットがあります。しかし子どもをもうけることになれば精管を再建する手術を受けることが必要です。パイプカットの再建は医療用顕微鏡を用いた精緻な技術を要求される術式になるので、手術費用は高額です。クリニックにより必要な費用は違ってくるのでトラブルを防止する観点からも事前に確認する姿勢が求められます。また術後は傷の回復のため十分なケアが必要で、性行為なども二ヶ月ほどは控えることが必要です。